あらすじ
ここは、アストラエアの丘。聖ミアトル女学園、聖スピカ女学院、聖ル・リム女学校という三つの名門女子校が立ち並ぶ乙女の園。
蒼井渚砂(あおい なぎさ)はこの春からミアトルにやってきた編入生。しかし編入初日、渚砂は偶然出会った美しい少女にキスを迫られる。彼女の名前は花園静馬。三校の代表たる「エトワール」であり、皆の憧れの的でもあった。
こうして、渚砂の波乱の学園生活が始まる。
みどころ
三つの女子校が登場しますが、メインとなるのはミアトルとスピカです。
ミアトルは伝統を重んじる名門。主人公渚砂と静馬の恋がストーリーの中心となります。ここに渚砂にベタ惚れのルームメイト涼水玉青(すずみ たまお)や、渚砂を慕う下級生月館千代(つきだて ちよ)なども交えてストーリーが展開していきます。
スピカは学問やスポーツが盛んなミアトルのライバル的存在。ミアトル勢を差し置いてほとんどスピカ勢しか出てこない回もあります。内気な美少女此花光莉(このはな ひかり)と、「王子様」こと鳳天音(おおとり あまね)の恋が軸になっています。そこに密かに光莉想いを寄せる親友南都夜々や、下級生の奥若蕾が絡んでいきます。さらに、光莉と天音の恋に横恋慕する剣城要など、個性豊かなキャラクターがストーリーを盛り上げます。
ル・リムは自由を重んじる、のびのびとした校風。あまりストーリーの本筋には絡みません。表向きは日向絆奈(ひゅうが きずな)がル・リムにおける主人公的なポジションとされていますが、実際は生徒会長の源千華留(みなもと ちかる)が一番目立っています。というか千華留くらいしか話の本筋に絡んでいません。ル・リム勢はシリアスな話の合間に出てきて場を和ませるのが主な役割です。ですが、たまにおいしいところを持っていったりすることもあります。