2022年7月から放送開始のアニメ「リコリス・リコイル」。制作発表時はジャンル不明だったものの、女の子2人が主役であることは明らかにされていたため、早くから百合ものとして期待されていました。
始まってみると、一種のがんアクションもの、そしてバディものといえそうな内容でした。
「リコリス」と呼ばれる女子高生たちが、秘密裏に日本の治安を守っているというのが基本的な世界観。舞台は現代の日本のようですが、直近の歴史にいくつかの差異があり、現実社会と微妙に異なる部分が見られます。
リコリスとして第一線で活躍していた少女・たきなが、あるミスの責任を取らされて「喫茶リコリコ」に転属になるというのが導入部。このリコリコは実はリコリスの拠点の1つなのですが、たきなにとっては基本的に左遷とみなされているようです。たきなはここで、リコリスとしての腕は一流ながらかなりの変わり者である千束(ちさと)と出会います。
千束はいつもテンションが高く、フリーダムな性格。ですが面倒見が良く、1つ年上ということもあってかたきなのことを色々と気にかけてくれます。任務一筋だったたきなは、千束の自由さに振り回されながらも、徐々に心を開いていきます。
ちさたき
第4話まで見たところ、期待通り、あるいはそれ以上の百合度です。
たきなはかなりスキンシップが激しめ。単純なハグくらいは第1話から早くも披露しています。それ以外にもいろいろと距離が近いです。第3話では、落ち込むたきなを励ますため、たきなを抱きかかえてくるりと回る場面があります。このエピソードを代表する名シーン。
第4話では、2人で買い物に行ったり、水族館に行ったり。すっかりデートの雰囲気です。あくまで真顔のたきなに対し、千束のほうが照れるというある意味逆転現象も。
百合的にも、2人の信頼関係としても非常に面白いエピソードが続いています。中盤以降のストーリーともとても楽しみです。